当社グループは、「環境基本方針」および「環境ビジョン2050」「環境目標2030」に基づき、事業活動を通じて生態系への正の影響の創出と負の影響の低減の両立を図っています。「環境ビジョン2050」においては、「自然共生社会への貢献」を掲げ、生物多様性保全に関する包括的なガイドラインのもと、取組みを推進しています。
具体的には、希少な動植物の保全や「古河電工グループグリーン調達ガイドライン」に基づく環境配慮型調達を推進するとともに、ワンウェイプラスチックの削減や地域清掃活動などを通じて環境負荷の低減に取り組んでいます。
当社の国内事業所において、生態系の調査を開始しました。調査を通じて、事業所周辺の自然環境に対する理解を深めるとともに、生態系との関わりについての把握を進めています。調査では希少種の生息が確認されており、今後の保全活動や自然共生の取組みに活用していきます。
2015年度より、地域社会への貢献の取組みとして、当社の横浜事業所敷地内において、グループ会社の古河テクノリサーチ(株)が絶滅危惧Ⅱ類※1に指定されている「オキナグサ」の育成活動を開始しました。2016年度には当社の平塚事業所と千葉事業所に株分けされ、各事業所において育成活動に取り組んでいます。2020年度にはグループ会社の古河AS(株)に株分けされ、育成チームの活動により見事に花を咲かせました。収穫した種や株を古河AS(株)の各拠点に配布し、オキナグサを保護しています。
滋賀県に本社を置く古河AS(株)では、「2020年度しが生物多様性取組認証制度※2」において、ISO14001に基づく環境管理体制を通じた活動の推進と絶滅危惧Ⅱ類「オキナグサ」の育成ならびに地域清掃活動が評価され、最高レベルの3つ星を取得しました。
※1 絶滅危惧Ⅱ類:絶滅の危険が増大している種のこと
※2 滋賀県は、2015年に「自然本来の力を活かし、世代を超えて引き継ぐ「いのちの守り」」を理念とした「生物多様性しが戦略」を策定し、2018年度より「しが生物多様性取組認証制度」により事業者が行う生物多様性保全に関する取組みを評価しています。

プラスチックは加工性や物性の高さにより、利用が拡大する一方で、海洋プラスチック問題、資源・廃棄の制約、気候変動等の課題を抱えています。当社グループでは、「環境ビジョン2050」のもと、ケーブルのリサイクル事業、リサイクル技術の研究開発、環境配慮設計(再生プラスチック原料の利用、分解・分別の容易化等)に取り組んでいます。また、「環境目標2030」に掲げるプラスチック新材料およびワンウェイプラスチック使用量の削減に向けて、グループ全体で取り組んでいきます。